ダヴィンチグルメシロップからコーヒーに合うフレーバーを厳選しました。
特徴と使うときの注意点を説明します。
コーヒーシロップの使い方と相性
ダヴィンチグルメは、シアトルで1986年にコーヒーのためのフレーバーシロップとして誕生しました。
そのためシンプルでコーヒーに合わせるのに必要なフレーバーのみ内包されているのが大きな特徴です。とても使いやすいシロップです。
チョコレート・シロップ
チョコレートシロップですがコクというよりはカカオニブの香りに近くカカオ高濃度チョコレートのようなピュアなニュアンスです。深煎りのコーヒーとよく合います。
ハワイアンソルトキャラメル・シロップ
ハワイ産のピンクソルトを使った塩キャラメルのフレーバーです。ミルクとの相性がよく、ミルクとコーヒーに合わせる場合はコーヒーの比率をあえて少なくしてみるとバランスが取れます。ホイップクリームとは抜群に合います。
キャラメル・シロップ
さらっとした質感ながらもしっかりと香ばしいキャラメルのフレーバーです。深煎りだけではなく中浅煎りのコーヒーともよく合います。
クラシックバニラ・シロップ
湿ったバニラビーンズそのままのフレーバーです。何とでもよく合うので他のフレーバーに少し足す、という使い方もできます。
バターラム・シロップ
ラムのフレーバーですがノンアルコールです。バターの香りも強く深煎りのコーヒー、ミルクとは相性抜群です。ラム系はドリンクだけではなくスイーツにも使えるので実は万能です。ダヴィンチのシロップの中では粘性が強い方です。
ラズベリー・シロップ
リキュールかと思うくらい強い香りです。酸味もしっかりとあるのでミルクや生クリームと合わせる時は少々注意が必要です。深煎りのコーヒーに少しだけ垂らすと印象がガラッと変わります。
ジンジャーブレッド・シロップ
MONIMのジンジャーブレッドと比べるとよりブラウンシュガーを感じます。ただ深煎りのコーヒーと合わせると生姜の香りがより引き立つようになるのでミルク入りで仕上げるとバランスが取りやすいです。
ティラミス・シロップ
ティラミスフレーバーはメーカーごとに個性がありますがダヴィンチのティラミスフレーバーは比較的使いやすいです。甘みもしっかりとあるのでコーヒーとミルクに合わせる時はコーヒーが濃いめの方がバランスが取れます。
ピーナッツバター・シロップ
少し塩味があります。ミルクやクリームと合わせても分離することはありませんでした。ミルクとコーヒーの相性は言わずもがなですが、酸味の少ない中煎りのコーヒーに少し垂らしてもフレーバーの絡みを楽しんでいただけると思います。
ケーンシュガー・シロップ
サトウキビのシロップですが香りは控えめで上質な甘味のシロップとして万能です。カリブのシュガーシロップよりもサラサラしているので溶けやすく使いやすいシロップです。
シロップとコーヒーを合わせる時は
シロップとブラックコーヒー
ブラックコーヒーと合わせる際は、一杯たての抽出なら少し濃いめに。インスタントコーヒーなら少し粉を多めに。ドリップパックからならお湯を少なめに。ブラックコーヒーは97%は水です。シロップはどれも濃厚なフレーバーと甘さなのでコーヒーを合わせる際は少しだけ濃いコーヒーにしてあげましょう。
シロップとミルク
温かいミルクにシロップを合わせる時は先にミルクを温めてください。シロップを先に入れるとミルクのpH値が変化するのでその後の加熱でフレーバーによっては食感が悪くなることがあります。スチームで先にシロップを合わせてしまいたい時はシロップの成分次第で先述した現象が起こる可能性があるのでよく注意しながら行いましょう。
シロップとソースの違い
経験則ですがシロップはソースに比べ、遥かに溶けやいとともに温度の影響を受けやすいと思われます。ホイップクリームに合わせる時はシロップ自体が室温以下でないとホイップを崩しますし、先ほど述べたミルクをスチームする際にシロップを先に入れると、後から足した時とは香りも甘さの感じ方も大きく変わってきます。純粋に糖度から砂糖の量を算出しただけでは上手く扱えないのがフレーバーシロップの面白いところです。
ソースは粘性が強いがゆえに「混ぜて溶かす」「トッピング」という使い方になります。その分フレーバーは完成後も強く残りますし、あまり温度の変化を受けません。また粘性が強いので冷たい物と合わせるには、一度温めて冷やす、ミキサーやシェイカーで合わせるなど工夫が必要になってきます。
それぞれ特徴があるので完成系をイメージして組み立てていきましょう。